目 次
送料とは
先ず第一に販売店が購入者に商品を発送する際にかかる必要な経費のことなのですが、この中に含まれるのは運送業者へ支払う運搬賃・商品を送付のために梱包する材料費と人件費・運送業者の事業所までの運賃・その他経費とこんなに色々とあるのです。
梱包費や運送業者への支払いについては異論のないところなのですが、運送業者までの手間賃やその他社経費については販売業者によって大きく変わってくることがあるのです。
送料は業者によって大きく違う
梱包
商品によっては厳重な梱包が必要となる商品(精密機器・割れ物等)もあれば多少の衝撃には耐えうる商品も有ります。当然、大きさ重量によっても梱包の手間賃・材料費は変わってきます。
運送業者への支払い
運送業者の運搬費については、最近は各業者とも送料を明確にしていますので販売業者が運搬業者と特殊な契約をしていない限り支払額に違いは出てきません。
運送業者の所在地までの運搬手間賃
この辺りから業者間での送料の大きな違いが出てきます。販売業者が運送業者の所在地まで商品を持っていくのに懸かる手間賃ですが、販売業者が商品を保管している倉庫から運送会社までの距離や、そのために使用する人件費などは販売業者によって全く違います。
その他の諸経費
一般的に上記の3点で送料は終わるのですが、悪質な業者の中には諸経費と称して理由のわからない項目を連ねて送料を水増ししてくるのです。
送料詐欺の発症はオークションから
最近は商品販売サイトでも多く見られるように成ってきた送料詐欺ですが、元々はオークションから始まったようです。
「オークションサイトで商品を落札したら送料が異常に高くてびっくり、でもキャンセルしたらオークションの評価が落ちるのでキャンセルしたくない。」こんな話を聞いたことがありませんか?
商品は送料も含めて商品価格なのです
ネットで商品を買うなら送料はつきものです、その商品を手に入れるためには絶対に必要な物なのですから送料も商品価格として認識しましょう。消費税が始まって30年経ち、消費税に対しては免疫のできてきた日本人ですがネットでの商品購入についてはマダマダ免疫のない方が多いようです。商品の金額は本体価格+消費税+送料=支払い金額なのです。
商品価格が1円で消費税が0円でも送料が100万円ならその商品は100万円なのです。
送料詐欺に引っ掛らないために
商品購入時には必ず送料を確認する
例えばヤフオクなら最近は送料の詳細がほぼ記載されていますし、Amazonなら購入決定の前の画面で送料の項目が明示されます、楽天の場合ショップに寄って送料が大きく違いますので特に注意が必要ですが、楽天の場合は商品画面で送料が明示されます。
送料詐欺で大損害はありません
実際問題として送料詐欺での大きな被害は有り得ません、だからこそ厄介なのです。余りの少額だから警察も動かないし、裁判にもならない、被害を受けた側もダメージが少ないので泣き寝入りしてしまうのです。
現在流行りの詐欺は少額詐欺がとても多いのです、少額なら被害者も訴えにくいし警察も動かない裁判所も同様で、長年詐欺が続けられるからなのです。